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黄色に白、ピンクの海
大雪山を歩く人たちの間で、まことしやかに伝えられる話がある、夏の大雪山は、予定コースタイムどおりにはけっして歩く事ができないというのだ。
理由はかんたんで、あちこちに可憐な姿を見せるピンクや白、黄色の花たちに目を奪われ、なかなか歩みが進まないからである。
大雪山の登山道から雪が消えるのは、例年、7月上旬〜中旬。
この時期、それまで雪の下に隠れていた高山植物たちがいっせいにはなを開かす、白いチングルマやエゾミヤマツメクサ
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淡いクリームのキバナシャクナゲ、ピンクのエゾツツジやエゾオヤマノリンドウ、黄色のチシマノキンバイソウやジンヨウキスミレ、、、
1年に1度、ほんのいっときの、花々たちの祭り
彼女たちがそよ風を受けて小さく揺れるさまは、
雲上の楽園と呼ぶにふさわしい。
雪解けを待ち焦がれて入山した人たちは、
旭平や沼ノ原、五色ヶ原、雲ノ平、裾合平など
大雪の花の名所を目のあたりにし
動く事ができなくなる。
ある人はカメラに収め、ある人は心に納める
うっとりするほどの可憐さは言葉では言い表せない
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だが、そんな楽園も8月中旬には終わりをつげる、8月下旬には初霜、9月上旬に初雪を迎え、山も彼女たちもふたたびに永い眠りに付く
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標高2000メートルちょっとの大雪山だが、北方の山でもあり気象条件はアルプスの3000メートル級の山々
と同様に考えたほうが良い。
なにしろ、下界ではまだ半袖の8月下旬に初霜、9月上旬には初雪が降ろうという山である。
真夏でも気温の低い日は10度以下に下がるので、万全の体調と準備で向かいたい
途中の非難小屋を利用する場合は、寝袋や炊事道具などが必要になる
日帰り
旭岳温泉からロープーウェイで姿見駅へ
標高1600メートルのこの駅が登山口である
全行程が8時間と長いので、始発に乗りたい、ここで十分な水を用意し、トイレも済ませておく
正面には、中腹に地獄谷を広げた旭岳が大きい
姿見駅からは姿見ノ池方面へ続く遊歩道が何本か
のびている。
一番右の道をとろう、旭平を抜け、20分ほどなだらかな登りを続けると、旭岳石室に到着する。
目の前の姿見ノ池周辺には、チングルマやエゾツ |
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ノガザクラなどが大きな群生を見せている、ここ姿見ノ池から旭岳までが、このコース中最もつらい登りで、火山礫の道をひたすら登り続ける。
雲ノ平はのびやかなお花畑で、チシマツガザクラやアオノツガザクラ、チングルマ、ウラシマツツジなどの
群落が美しい。
雲ノ平の東端には黒岳避難小屋が建ち、桂月岳へ続く道と北海岳へ続く道との十字路になっている。
ここから黒岳へと、本コース最後の登りになる、ただし登りは30分弱。
監視小屋のある山頂から後ろを振り返れば、歩いてきた長い稜線が遥かなたに続いている
黒岳からは50分ほどの傾斜の強い下りが、大雪山層雲峡ロープウエイに接続する黒岳リフトの7合目駅まで続いている
疲れが出る頃であるが、登山道脇では、チシマキンバイやヤマハハコ、ダイセツトリカブトなどの
花々がフィナーレを飾ってくれる。 |
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アクセス
行き=JR旭川駅から旭川電鉄軌道バスで大雪山旭岳ロープーウエイまで1時間半。帰り=層雲峡から道北バスで
旭川駅まで1時間50分
JR石北本線上川駅へは層雲峡から道北バスで30分
車の場合は道央自動車道鷹栖IC、または旭川空港から東川町を経て、大雪山旭岳ロープーウエイへ。
コースタイム
大雪山旭岳ロープーウエイ姿見駅〜20分〜旭岳石室〜2時間〜旭岳〜1時間〜間宮岳〜1時間50分〜北鎮岳〜1時間30分
〜黒岳石室〜20分〜黒岳〜50分〜黒岳7合目リフト駅
問い合わせ先
交通=道北バス 01658-5-3321 / 大雪山層雲峡ロープーウエイ 01658-5-3031 / 大雪山旭岳ロープーウエイ
0166-68-9111 / 旭川電気軌道 0166-23-3355 /
案内=東川町インフォメーションセンター「道草館」 0166-68-4777 / 上川町役場観光課 01658-2-1211
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